おこめセミリタイアブログ

30代でサラリーマンを早期退職、現在は個人事業と投資でセミリタイア中の一般人です。

サラリーマン時代の振り返り~20代後編

こんにちは。おこめと申します。

よろしくお願いいたします。

 

膨れ上がるストレス

記事ではサラリと書いていて、あまりストレスや辛さが伝わらないかもしれません。

事実、既に10年前後も前の話で、今となっては苦労話も思い出と言いますか。

もし、当時ブログに書いていたら罵詈雑言の塊になっていたかもしれません。

でも、働いていた当時は本当にずっとストレスを感じる日々でした。

 

・客先常駐による出勤先の変更、通勤ルートが安定しない点。

・客先の就業規則に合わせる為、出退勤時間が都度変わる点。

・自社の人間との関わりは無く、帰属意識が薄れる(アウェイ感が増す)点。

・マニアックな開発に特化して、他社で通用するスキルが磨けない点。

・とにかく上がらない給料と自由がない点。

 

これらがその会社にいる間ずっと続きました。今思えばもっと早く脱出すべきでした。

でも会社を辞めようと思う度に、日雇いバイトでの苦労が蘇り踏み出せませんでした。

「あの頃よりはマシ」「二度と無職になってはいけない」そういう思いになったのです。

 

ですが、ある日私は辞めざるを得ない状況に陥ります。

 

病気と入院

原因は定かではありませんが、恐らく上記のストレスが原因だったのでしょう。

私は20代後半でとある病気を患いました。

1ヵ月も入院し、なんとか普通の生活に戻る事が出来ました。

その後、復職したものの客先から自社へ戻されました(事実上の戦力外通告)。

 

そしてすぐさま、新たな客先へのアサイン。

なんと今度は飛行機で行くような遠い地域での客先常駐の命令でした。

病気の治療もまだ続くし、こんなに遠方ではいざ転職活動する時にも不可能になる。

上司にも掛け合い断ろうとしましたが、その際に暗に自主退職を仄めかされました。

 

人生2回目の転職、転職エージェントとの出会い

同じタイミングで社内では労働環境の悪化からか、ストライキに近いような事が勃発。

私の上司や同僚たちが一斉に退職する事態となっていました。

その時、私自身も同じような思いを感じていたのでしょう。

気付けば同僚たちと共に退職届を出していました。

退職届を提出した上司も同じく退職する側でしたので、すんなり受け取りました。

なんだかんだで、この会社には5年以上在籍していました。

 

しかしあれだけ無職を恐れていた私は、次が決まる前に辞めてしまった訳です。

なんとか失業保険が貰えてる内に再就職しなければいけません。

そこで初めて転職エージェントを利用する事になりました。

 

転職エージェントは現代において非常に優秀なサービスで、心強い味方になります。

現在は人材不足も相まって採用も多く、素晴らしい転職エージェント会社も多々あります。

(いつかエージェントにフォーカスした記事も書く予定です)

 

ただ十数年前のエージェントのクオリティは、それほど高くはありませんでした(後述)。

そういう訳で転職エージェントを通じて、3社程応募し、無事採用が決定します。

 

3社目はどこまで耐えられたのか

3社目もIT業界です。正直IT業界には嫌気がさしていました。

ですが、余裕が無い状況での転職活動、背に腹は代えられない状態でした。

 

実はIT業界は避けるようエージェントにも伝えていたのですが、

自身の経験からIT業界をゴリ押しされていました。

エージェントからすると、より確実に採用される為には当たり前の提案です。

ただ、上記で述べた十数年前のエージェントのクオリティが高くない理由の一つに、

決まれば何処でもOKと思う担当も存在し、今回がそれに該当する事を補足しておきます。

 

さて3社目ですが・・・

面接時は自社開発と謳っていたものの、蓋を開ければ入社して即、県外への短期出張!

出張後は客先常駐で、しかもなんとあの因縁のマニアックな開発ツールの現場!

(この頃になるとマニアックな開発ツールも割と市場を伸ばしていたようです)

ここまで来ると嫌な意味で運命を感じました・・・

 

この会社の客先企業自体は大企業でかつホワイトな労働環境、残業も殆どありません。

給料も前の会社に比べて、年収約300万とそれなりにアップしました。

ただ、やっぱりIT業界に懲りていました。

これでは前の会社と何も変わらないじゃないかと。

 

またこの先も転々と出勤先が変わるのか?

ずっとこのまま開発の仕事を続けるのか?

周りと比べても低い年収水準で良いのか?

と自問自答した結果。

 

2年後には退職していました。

こうして、20代のサラリーマン時代を終える事となります。

 

 本日もご購読いただきありがとうございました。