おこめセミリタイアブログ

30代でサラリーマンを早期退職、現在は個人事業と投資でセミリタイア中の一般人です。

サラリーマン時代の振り返り~20代前編

こんにちは。おこめと申します。

よろしくお願いいたします。

 

人生1回目の転職

日雇いバイトの苦労を痛感し、実家に戻ってから3カ月後、再就職する事となりました。

当時は転職サイトが少なく、エージェントも無かったので、ハローワークを利用しました。

再就職した会社は勿論IT企業です。自分にはそれしか無いと当時は思っていました。

 

何社か応募してた気がしますが、あんまり苦労せず数社目で受かったと記憶しています。

今思えば、ハローワークは劣悪な条件の会社も多く、応募すれば受かる会社ばかりです。

例えば給料が安い、休みが少ない、残業が多い等ですね。

 

私が再就職した会社も漏れなくそういう会社で、とにかく給料が安かったです。

確か年収200万円以下、手取り12万円くらいだったと思います。

勿論ボーナスなんてものは無く、残業も多いのに、残業代は少なかった気がします。

 

入社して数年後にはそれが嫌になっていましたが、再就職時は気になりませんでした。

だって私は新卒ですぐ無職になった無価値の人間、入社出来るだけで嬉しかったですし、

私のもう少し上の世代は氷河期世代で、非正規雇用が当たり前の時代でもありました。

そして辛い日雇いバイトの日々に比べると、安定した仕事とお金が手に入るのです。

なので、前向きに働く気持ちで入社しました。

 

サラリーマンを少しずつ知る

私は今で言うと第二新卒なのかもしれませんが、NOスキルで全く使えない人材です。

しかし会社は新卒として雇っていないので、ビジネスマナー講習や研修等しません。

とにかく仕事をしながら覚えろという訳です。

 

電話が鳴ると「電話取れ!」開発すると「ちゃんとプログラミングしろ!」

定時に帰ろうものならば「もう帰るの?やる気ないな」

という事を当たり前のように言われる職場でした。

ブラックと言うか罵声が飛び交う環境でしたが、別に殴られないし、給料も貰えるし、

好きなPC作業で重労働でもないので、日雇いバイトの時よりマシだと思っていました。

 

上司や先輩もそういう環境で、自分の事で精一杯なので余裕が無かったのでしょう。

自分の力不足は勿論あったのですが、質問する機会やスキルアップの場も無く、

もっと色々教えてくれないと分からないよ!って思いましたが、聞きづらい環境でした。

それでも仕事は舞い込んできてある日・・・

 

初めての客先常駐

入社当時はずっと自社で開発していましたが、ある案件で客先常駐が必要になりました。

その案件は出来立てホヤホヤの開発ツールの試験で、誰もが初心者というものでした。

じゃあ新人が担当してもいいじゃん!って事で、私が担当になる事に。

そこで初めて客先常駐型の開発を経験することとなりました。

 

しかし、その客先は凄い僻地にある工場で、通勤で片道3時間かかる場所でした。

朝5時前に起き、8時に出社、18時に退社、21時に帰宅を毎日繰り返す事となりました。

工場でしたので終業時刻はキッチリ守られていましたが、とにかく遠い。

その頃は実家に住んでおり、また仕事を辞めたらと思うと一人暮らしは出来ず、

携帯もスマホでなくガラケーの時代、暇潰しも出来ないまま電車に乗っていました。

(この時間で読書をするなりもっと勉強していれば良かったです)

 

仕事内容はというと、かなりマニアックな開発ツールの運用で、経験者も少なく、

ずっと一人で開発して、頼れる人もおらず孤独感を感じる内容でした。

なかなか技術も習得できずに、客先にも迷惑を掛けていました。

 

サラリーマンとして働くのって、思っていた以上に理不尽で大変だと感じ始めました。

 

 本日もご購読いただきありがとうございました。